マネジメントの本質を学ぶチャンス

2011.12.31

正規社員は、マネジメント以前に会社との関係基盤がある。そのため、マネジメントの失敗があったとしても、すぐに意欲を喪失したり退職したりするというわけではない。しかし、非正規社員の場合は、上司がマネジメントに失敗すればそのまま不満を募らせ、望ましくない結果へと至りやすい。非正規社員の活躍はマネジメントにかかっている。そして、非正規社員のマネジメントには、正規社員のマネジメント以上に「本質的な」マネジメ
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国際的な香りに乏しい研究室

2011.12.31

入社してみるとA社の研究室は国際的な香りに乏しい。いや、乏しいというよりまるでない。確かに、A社の技術レベルはTさんが期待していた通りの最先端だったが、A社の開発部門は東北地方出身者がほとんどで、研究所内では、朴訥な東北弁が飛び交っている。なんとも和やかな雰囲気ではあるものの、ときとしてTさんにはわからない単語もあったりして、それだけでどことなく違和感を感じるときがあった。しかも、研究所は設備こそ
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ものさしの整備も重要

2011.12.30

課題はものさしづくりである。職業訓練を有効に機能させるためには、職業能力評価のしくみがしっかりしていることが肝要だ。イギリスのNVQ(職業能力評価基準)のような多くの職域をカバーする制度が日本にも必要であるとの提言はこれまでも数多く出されてきたが、まだ実現しない。唯一IT領域のITSS(ITスキル・スタンダード)くらいであろう。それぞれの職能団体や専門学校などが連携して、しっかりと職業能力を評価す
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労働ダンピングの勢いはさらに加速する

2011.12.23

有期労働契約の更新拒絶を含めるべきかについても併せて検討することになっているが、具体像は明らかでない。これが認められることになれば、働き手が異議留保した変更が許されるかどうかの判断は後日になってしか得られないことになるから、実際には、弱い立場にある労働者がこれをのまざるを得ず、その条件で働くことができなければ自ら辞める方向に追い込まれてしまう。これでは異議留保の権利も”絵に描いた餅”になってしまう
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ふたりのスタッフ

2011.12.17

A社が後任のKさんに正式な内定通知を送った後になって、Cさんは転職先の悪い噂を聞きつけ、A社に残ると言いだしてしまった。またまた慌てたT課長、上司と人事に相談したが、すでにKさんは現職に辞表を出していたし、Cさんは内定先を断ってしまっていた。世間的に名の通ったA社が「内定取消しをした」と話が広まるのも好ましくない。結局、当分の間A社の経理でCさんとKさんの両名をあずかることになった。それまで通り、
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「仕事と生活の調和」政策

2011.12.17

欧米諸国で最近すすめられている「仕事と生活の調和」政策とは、家族的責任を負担しているかどうかにかかわらず、それぞれのライフスタイルを尊重する趣旨から、誰にも収入労働から解放された「生活の権利」があることを基本とした労働条件保障を目指すものである。これらは、家族的責任と両立しない長時間の拘束や、転居を伴う転勤などができなければ、細切れの不安定雇用や低賃金雇用しかないという日本の現状それ自体を否定する
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雇用契約と奴隷

2011.12.16

ローマ帝国の時代、労働をするのは奴隷であった。奴隷を働かせるのは、物の貸し借りと同じであった。奴隷には、権利は与えられておらず、物と同じだったのである。そこでは対価をもらって「もの」を貸すという契約(賃貸借契約)である。それから二千年近く経ち、ナポレオンにより興ったフランス帝国の時代。フランス民法典において、雇用契約に転用された。奴隷でない市民も、雇用契約により働くようになっていた。しかし、起源の
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自由な、出入りの多い組織になってきた

2011.12.10

これまで日本経済の成長期には、(良い悪いは別として)企業が社会における人材育成の中心になってきた。仕事経験のない人材をまずは企業の内部に長期的に抱え込み、自分の手で育てていくというやり方で将来的な人材を確保するという戦略を企業はとってきた。見方を変えて言えば、日本社会としても、大学としても、両親としても、とにかく会社に入れてお任せしてしまえば、なんとか一人前にしてくれる!と思ってきたのである。とこ
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「入口」の意味がすでに変わっている

2011.12.09

今まで「入口」はひとつだったものが、原則的に途中下車も途中乗車も可能な「出入り自由」となれば、「入口」の持つ意味は変わらざるを得ない。変わるべきである。実はもう変わっている。にもかかわらず「就職活動」には大きな変化がない。ここが問題で、だから賞味期限切れだと言うのである。もっと正確に言えば、「入口」の意味がすでに変わったことに、有能な人事部門の人たちは当然気づいているし、一部の賢い学生も気づいてい
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ソニーの人事政策には

2011.12.03

ソニーの人事政策には特徴がある。一貫して新しい雇用の在り方を模索してきたことだ。もともと同社は、中途採用を積極的に行なっていたが、八九年に「年俸プロ社員制度」と称した契約社員制度をスタート。さらに九八年一月には「R&Dプロフェッショナル(研究開発契約社員)制度」「エンジニアリングスペシャリスト(設計開発契約社員)制度」という二つの契約社員制度を発足させた。いわば正社員という長期安定ストック型雇用に
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悲惨な社会の第一条件は活力のない社会

2011.12.02

人口減少・高失業率社会は、「活力のない社会」である。人手が足りないのに、若者や一部の中高年は失業している。失業者には「働きたいのに、働く場所が見つからない」という人もいるし、「働ける能力があるにもかかわらず、働きたくない」という人もいる。その一方で、高度で専門的なことを仕事にする会社、肉体的に厳しいサービスを提供する会社、規模が小さくて従業員がなかなか集まらない町工場などは「人手が足りない。仕事が
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