卒業したらもう蚊帳の外になる

2012.01.08

問題は現役学生以外の就活中の若者がこれだけの規模に上っているのに、政府の内定率調査や大学の就職率にはまったく反映されず、無視されていることである。私がこの問題の解明にこだわるのは、今日的な就活問題の大きな課題の一つに、大学を卒業しても就職口を得られずに大卒無業者やフリーターになる若者が急増していることがあるからだ。新卒採用主義のわが国では、いったん列車に乗り遅れると正規雇用の道が極端に狭くなり、ロスジェネにつながりやすい。

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たまたま就職氷河期に直面したため就職できないというのでは、人生のリスクが大学卒業時に集中し、あまりにも不健全である。企業の新卒採用主義のメリットはわかるが、こうした特定世代に負担を押しつける事態は決して放置できるものでない。そのツケはやがて企業にも社会にも回ってくるからだ。そしてこのロスジェネ再生の不安が現役学生に対しても「就職できないかも」という不安を掻き立てているのだ。自信満々の学生は少ないから、些細な出来事や周りの言葉が不安にさせるのだ。政府も大学も就職できなかった既卒者をフォローする、単なる就職支援策でなく、踏み込んだサポートを実施することが喫緊の課題となっている。





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