ものさしの整備も重要

2011.12.30

課題はものさしづくりである。職業訓練を有効に機能させるためには、職業能力評価のしくみがしっかりしていることが肝要だ。イギリスのNVQ(職業能力評価基準)のような多くの職域をカバーする制度が日本にも必要であるとの提言はこれまでも数多く出されてきたが、まだ実現しない。唯一IT領域のITSS(ITスキル・スタンダード)くらいであろう。それぞれの職能団体や専門学校などが連携して、しっかりと職業能力を評価するものさしをつくることだ。

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政府はその取り組みを支援すればよい。職業訓練を受けたことが実務能力の向上につながり、それが客観的評価となる。そしてその評価が採用選考のひとつの目安となり、給与額決定にも影響を与える。そのような一貰性があるのとないのとでは、職業訓練の意味がまったく異なってくる。現在の日本では、職業に関する資格制度も多種雑多で、信用できるものか否かもわからない。また実際の転就職で意味を持つものがあまりにも少なすぎる。ものさしづくりの難易度は高いけれども、いつか本気で取り組まなければならないテーマだと思う。





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